【2分ネタ!】育休明けの働き方について考えてみる

日本人男性の育休取得率は14%程度(令和3年度、厚生労働省)と先進国の中でも低水準にありますが、それでも上昇傾向にはあります。

育休を取得し育児や家事に積極的に取り組む一方で、「育休が明けたらどうやって家事・育児を回していくの!?」とふと不安に思うことはないですか??共働きであれば猶更です。

この記事では、育休明けでも家庭と仕事を両立させるための働き方として、以下4つの働き方について考えたいと思います。

  1. 短時間勤務
  2. フレックスタイム制
  3. 時間単位有給休暇
  4. 時差出勤

特に、共働き世帯は夫婦2人でこれらの制度を活用することでうまく家庭を回している話も多く聞きますので、是非参考にしてみてください。

育休明けの問題

育休明けと育休中とのギャップ(課題)として以下が考えられます。
(夫婦共働きで、育休明けに夫婦両方仕事が開始している状況を想定しています)

  • 子供の朝の準備、保育園の送り迎え
  • 子供の急な病気・ケガへの対応
  • 夕方~夜の子供の面倒
  • 家事の運営

などなど、、、

短時間勤務について

短時間勤務の概要

育児・介護休業法に定められている制度です。1日あたり通常8時間労働のところ、6時間の短縮勤務となる制度です。

3歳未満の子を養育する親であれば制度の利用が可能ですが、企業によっては小学校就学前まで認めているケースもあります。

メリット・デメリット

6時間で切り上げられる一方で、デメリットもそれなりにあります。特に人間関係は案外大きなポイントかもしれません。

長期の育休であれば代わりの人材を手当てするといった対応が考えられますが、時短の場合は16時以降は他の人がカバーするといった対応も少なくありません。

メリット

  • 家事・育児のための時間的余裕が生まれる

デメリット

  • キャリアに不安が残る
  • 人間関係に不安が残る
  • 給料が減る
  • 1日の所定労働時間が6時間と決まっているので、急な子供の病院等には対応できない

フレックスタイム制について

フレックスタイム制の概要

決められた清算期間(1か月など)における所定の労働時間(160時間など)を守れば、1日単位での労働時間、始業時間、就業時間については個人が自由に決められるという制度です。

ただ、企業によってはコアタイム(1日のうち必ず勤務しないとけない時間)を導入しているケースもあります。

メリット・デメリット

便利な制度かどうかは、仕事の内容によりけりです。

例えば、私自身は企画系の部署にいるため、チームでの仕事・会議、急な対応などが非常に多く、正直使えません。一方で、妻は個人色が強い仕事で、1日の業務が結構ルーティン化されており(たぶん)、実際に活用しています。

メリット

  • 家庭の事情(日々の送り迎えや行事)に合わせやすい
  • 休みや短縮勤務ではないので給料は減らない

デメリット

  • 他社員とのコミュニケーションが取りにくい
  • 便利かどうかは業務内容による(個人業務系であればいいが、チームで業務・会議が多いと難しい)
  • コアタイムがあると結局その時間は拘束される

時間単位有給休暇について

時間単位有給休暇の概要

通常1日単位での年次有給休暇を1時間単位で取得できる制度です。

合計で5日が上限になりますので、1日8時間勤務とすると、40時間が最大取得可能時間となります。

メリット・デメリット

上限があるため、急な子供の病院対応や送り迎えのバトンタッチなので使うことが多いかと思います。

メリット

  • 有給休暇なので給料は減らない
  • ちょっとした家庭の用事などに使いやすい

デメリット

  • 日数に上限がある

時差出勤について

時差出勤の概要

1日の労働時間は変えずに、始業時間と終業時間をずらす制度です。

例えば、9時~17時が通常勤務とした場合、10時~18時や8時~16時などと、予め定められたパターンから選択して利用できます。

メリット・デメリット

予め、ルーティンで分かっている用事(子供の送り迎えなど)がある場合には使いやすい制度です。

メリット

  • 子供の送り迎えなどある程度時間が決まっている用事には対応しやすい

デメリット

  • 1日の所定労働時間は決まっているので、急な子供の病院等には対応できない

まとめ

夫婦共働きで、キャリアに不安が残る時短勤務をどちらかが導入するというのはそれなりに決断が必要です。

我が家でも結局、時短は使っていませんが、お互いが在宅勤務や時差出勤、フレックス制を駆使することで家庭内は運営しています。

早いうちから夫婦で会話をしておくことが大事です。

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